救急・集中治療関係運用案
救急救命関連運用の特殊性について
当運用案の適応範囲
- 救急外来(一次、二次、三次)
- ICU
- CCU
- NICU
処方オーダについて
- 外来処方オーダ
- (原則として)オーダ入力でおこなう。
- 医師によるオーダ入力により、調剤、会計業務に活用するものとする。
- 入院処方オーダ
注射オーダについて
- 救急外来二次三次救急、ICU、NICU、CCU等の注射オーダ
- 救急外来二次三次救急、ICU、NICU、CCU等の注射オーダは実施入力の運用を前提とする。従って現行通りの定数を使用する運用となる。
- 定数は増加させないことを前提とする。
- 定数補充は実施入力データを利用して行うため、翌日に定数補充を行うためには速やかな入力作業が必要である。
血液オーダについて
- 緊急時の輸血オーダについて
- (原則として)オーダ入力でおこなう。緊急時については別途検討する。
- ICU内血液管理について(輸血委員会、輸血作業部会に準ずる)
- (原則として)オーダ入力でおこなう。ICU内血液管理(MAP)については、現行の運用を前提として行うが、仮伝票処理がなくなるため、輸血オーダと実施入力をもとに効率的な運用を検討することとする。
- ICU内血液管理(FFP)については、台帳管理は現行通り救急薬局で、実施入力については別途検討することとする。
検査オーダについて
- 救急外来オーダ
- (原則として)オーダ入力でおこなう。救急外来オーダは、緊急検査で取り扱う。
- 緊急時は、柔軟に対応する。
- 検査結果報告の方法は、オーダリングシステムおよび紙の報告書いずれも対応可能とするが一覧印刷は行わない。
- 患者に対して行う検査項目については、オーダ発行後、電話連絡を行う。
- ICU、NICU、CCU等のオーダ
- (原則として)オーダ入力でおこなう。いわゆるICU内検査については、一次システムではオーダリングシステム上に取り込まない。また、コスト計算については別途検討する。ICU内検査は件数のみ入力でき、医事部門システムに取り込むことが望ましい。
放射線オーダについて
- 救急外来オーダ
- (原則として)オーダ入力でおこなう。オーダ発行後、電話連絡を行う。救急外来でオーダする画面は別途用意されている。
- 放射線検査依頼箋については、緊急(救急外来を含む),時間外検査においては, 従来通り紙での手書き依頼箋でも可とする。
- ICU、NICU、CCU等のオーダ
空床情報について
- 入退院管理システム (入退院登録)(病床管理システム)
- 救急外来では院内の最新の空床状況を一覧できるものとする。
- 空きベッドの確保については、別途運用を検討することとする。
救急外来受付業務の取り扱いについて
- システムの所在
- 現行イエローカルテ発行システムは、第一次システムでは医事部門システムで扱うものとする。
- したがって、その機能も医事部門システムで実現されるものとする。
- 医事部門システムで実現されたイエロー発行システムのうち以下の情報はオーダリングシステム導入および2次、3次計画において、その整合性確認の機能を果たした後は、入力項目から削除される可能性がある(イエローカルテ表示のために必要なこともあり)。
- 紹介状および紹介医の項
- 病診連携ベッド利用患者登録の項
- 入院経路に関する情報の項
- 患者属性、住所、保険情報入力に関する項
- その他
- 現行イエローカルテ発行システムにおいて機能追加された病名登録、救急統計機能については当システムの機能の統廃合を行い、管轄責任部署の所在が明らかになったのち、必要であれば救命救急センター部門システムとして稼働するものとする。