要求仕様書第3.2版 導入時期分類による目次
要求仕様書第3.2版 導入時期分類による目次
より詳細な機能ごとの稼働開始時期については開発計画表に記載。
最終更新:1997.12.26
- 先行稼働させる部門システム(稼働開始予定:1998年度)
このグループには、オーダエントリシステムに先行して稼働させる、一部の部門システムが含まれる。
- 医事部門システム
現行システムでは1998年4月の診療報酬改定に対応できないため、それより前に新システムへ移行する。新システムの稼働に際しては、オーダとの接続について主管ベンダと部門ベンダの間で十分に調整されていることが重要である。
- 検査部門システム
オーダ情報の受け側であり、検査結果の提供側となる本システムは、オーダエントリシステムに先行して安定稼働させる必要がある。単独の運用であっても、ある程度は検査部内業務および病棟業務の合理化が期待できる。
- 薬剤部在庫管理システム
医薬品購入および品質管理に関する基本システムであり、また血液製剤使用管理の情 報提供側となる本システムは、オーダエントリシステムに先行してマスタ整備を行い安定稼働させる必要がある。単独の運用であっても、薬剤部内業務の合理化が期待できる。
- 栄養課部門システム(食材管理)
食材管理は単独システムであるが、導入により繁雑な食材管理作業が合理化され有用である。また導入に際しては食事オーダに先行してマスタ整備等を行う必要があり、食事オーダ稼動前に準備期間が必要である。
- 第1次病院情報システム(稼働開始予定:1998年度後半)
このグループには、限られた予算の範囲内において、特に先行して稼働させるメリットが大きいサブシステムが含まれる。
- 入退院登録
オーダエントリシステムを病棟で運用するためには必須の機能である。
- 食事オーダ
入退院登録と連動する機能であり、病棟と栄養課との間の連絡業務、および栄養課での食数管理を合理化するメリットがある。
- 病床管理システム
入退院登録システムで入力された情報を活用できる本システムは、入院病床問合せ業務の合理化だけでなく病院管理上も導入するメリットが大きい。
- 栄養課部門システム(食数管理)
食数管理システムは食事オーダの受け側として必要となる。食材管理システムとの機能連携は困難とされており、当院の要求仕様には含まない。
- 薬剤部門システム(調剤システム)
法的責務である薬剤情報提供と血液製剤使用歴管理を合理的に実行し、薬袋作成機等導入により外来患者の待ち時間低減、調剤ミスを減少させるなど、病棟業務の拡大を含めその効果が大である。
- 第2次病院情報システム(稼働開始目標:1999年度)
このグループには、電算化のメリットが大きく、他病院での稼働実績が豊富であるオーダ業務および対応する部門システム、および当院のシステムを特徴付ける重要なサブシステムが含まれる。
- 予約システム
外来再診日時、あるいは各種の予約検査日時についての患者情報を院内で共有することにより、様々な連絡業務が合理化される。これはコンピュータが本来得意とする機能でもあり、是非とも当初から導入させたい。
- 処方オーダ
病棟スタッフや外来患者による伝票運搬作業を軽減、医師入力時の処方チェック機能や他科処方内容の閲覧などによる医療の質の向上、DO処方が多い診療科での医師業務の省力化など、導入するメリットが大きい。
- 検体検査オーダ
病棟スタッフや外来患者による伝票運搬作業を軽減、医師によるオーダ履歴画面あるいは時系列表示での検査結果の閲覧、検査部業務の合理化など、導入するメリットが大きい。
- 診療情報の統合的な表示機能
検査歴、処方歴、入院歴等を統合表示する本機能は、医師の診療業務への情報のフィードバック、薬剤師などによる薬歴の利用という意味で導入するメリットが非常に大きい。是非とも早期に導入したい。
- 医事病名申し送り
保険請求に関わる情報共有を目的とした機能であり、当院の病院情報システム構想を特徴付けるものとして、是非とも当初から導入させたい。
- カルテコメント
患者に関する申し送り業務を合理化し、チーム医療の質を向上させるメリットが期待できる。当院のシステムを特徴付ける機能であり、見積り金額も比較的安価であるため、是非とも導入したい。
- 病棟看護システム
オーダ情報を様々な視点で集約したワークシートの活用によって、病棟看護業務の合理化が期待できる。病棟での処方・注射・検査・処置・放射線などのオーダ入力の運用を踏まえて、できるだけ早期に導入したい。
- 薬剤部門システム
法的責務である薬剤情報提供と血液製剤使用歴管理を合理的に実行し、薬袋作成機等導入により外来患者の待ち時間低減、調剤ミスを減少させるなど、病棟業務の拡大を含めその効果が大である。
- 血液在庫管理システム
輸血情報を将来に渡って確実に管理するために、本システムのメリットは大きい。なお、本システムは輸血オーダが稼働しない段階でも部門入力で運用できる。
- 透析部門システム
オーダシステムを透析室で円滑に運用するためには、透析患者の特殊性を吸収する本システムが是非とも必要である。
- 病歴部門システム
診療データベースシステムとの連携によって入院診療費を解析するためには、全体と統合された病歴システムが必要である。また、手術室部門システムや入院要約登録システムの導入メリットを得るために、本システムを整備する意義がある。
- 診療データベースシステム
経営支援の目的で重要な機能である。オーダエントリシステムが稼働しなくても、医事会計システムとの連携によって運用可能なシステムであり、遅滞なく稼働させたい。なお、稼働開始時期は年度の始めが望ましい。
- 紹介状登録(院内開発)
当院独自の運用であり、かつ流動的な部分を多く含むため、院内開発が理想である。主管ベンダによる技術的な援助を前提として、医療情報部で開発したい。
- 医療連携部門システム(院内開発)
当院独自のシステムであり、運用は流動的であるため、院内開発が理想である。主管ベンダによる技術的な援助を前提として、医療情報部で開発したい。
- 病院管理統計機能(院内開発)
統計機能は、システム開発作業が単調である割に工数を要する性格がある。システム全体のコストを節約し、将来的な変動に柔軟に追従するために、院内作業で対応できることが理想である。ベンダ側のデータ開示と技術的な援助、院内での統計管理部署の一元化を前提として、技術面については医療情報部で対応したい。
- 第3次病院情報システム(稼働開始目標:2000年度)
このグループには、電子カルテのメリットを得るためには必須であるものの、実用的な運用までには運用に関する院内での準備作業、あるいはシステム開発作業のために十分な時間が必要と考えられるオーダ業務などが含まれる。
- 注射オーダ
医師入力による処方チェック、定数薬の補充作業の合理化、薬歴情報としての利用、血液製剤使用歴管理をはじめとする様々な薬剤部業務の合理化などのメリットが大きい。入力作業の負担による院内の混乱を避けるためには、処方オーダなどの円滑な運用が確認されたのちに導入する方が安全であるが、いたずらに延期することは望ましくない。
- 処置オーダ
注射と検査に加えて処置のオーダを同時に入力できれば業務の合理化が期待できる。入力作業の負担による院内の混乱を避けるためには、処方オーダなどの円滑な運用が確認されたのちに導入する方が安全であるが、いたずらに延期することは望ましくない。
- 放射線オーダ
伝票運搬作業の軽減が期待できるほか、病棟看護システムなどの関連するサブシステムのメリットを得るためにも、できるだけ早期に導入したい。
- 生理検査オーダ
伝票運搬作業の軽減が期待できるほか、病棟看護システムなどの関連するサブシステムのメリットを得るためにも、できるだけ早期に導入したい。
- 内視鏡オーダ
伝票運搬作業の軽減が期待できるほか、病棟看護システムなどの関連するサブシステムのメリットを得るためにも、できるだけ早期に導入したい。
- 入院要約登録
病院情報システムに統合された入院要約登録システムが実現すれば病歴情報の共有、再利用が可能となり、病歴管理業務の合理化だけでなく医師に対するメリットが非常に大きい。具体的なシステム設計を進めたうえで、できるだけ早期に導入したい。
- 病名登録
保険請求の適正化、および病歴情報の精度向上のために、医師の発生源入力による病名登録が必要である。医師入力の負担を極力減らすような入力方法を検討し、病名マスタの整備を進めたうえで、できるだけ早期に導入したい。
- 輸血オーダ
輸血歴の正確な管理は社会的責任であり、その合理化のために輸血オーダおよび実施入力を運用するメリットがある。自己血輸血および院内血輸血に関する運用検討を踏まえたうえで、センター血輸血オーダと同時にシステム化したい。
- 手術オーダおよび麻酔オーダ
患者基本情報や検査歴などを取り込むことによって、手術申込および麻酔申込作業が合理化される。関連する手術室部門システムの運用検討とあわせて、できるだけ早期に導入したい。
- 放射線部門システム
放射線オーダが運用された場合、実施情報を医事会計システムに送信するために必要である。本システムによって撮影業務や台帳作成などの部門業務が合理化される。
- 内視鏡部門システム
内視鏡オーダが運用された場合、実施情報を医事会計システムに送信するために必要である。本システムによって台帳作成などの部門業務が合理化される。
- 手術室部門システム
手術歴は病歴情報の重要な要素であり、電算化のメリットが大きい。手術オーダおよび麻酔オーダ、さらに病歴部門システムとの連携を前提として、できるだけ早期に導入したい。
- 看護部管理システム
看護量評価システムは、看護スタッフの勤務意識の高揚、あるいは適正な人員配置の資料として有用であるが、看護量測定手順の確立が導入の前提となる。勤務表作成システムについては、人事システム等と接続しない独立した機能であれば全体の導入スケジュールに関係なく単独で導入できる。
- 第4次以降の病院情報システム(構想段階)
このグループには、稼働の前提として、新病棟の建築、技術の普及によるコスト低下、あるいは導入効果を得るための法整備を待つ必要があるなどの理由から、現時点では具体的な仕様を定義できないサブシステムが含まれる。今回の要求仕様には含めないが、状況をみて検討を続けるものとする。
- レポートシステム
画像情報の扱いやスケッチ画の入力インターフェースなどの情報技術が安価に普及する時期を待って導入を検討したい。
- 画像システム
放射線機器などの整備、および画像情報の扱いに関する技術の普及状況を待って導入を検討したい。
- 電子カルテシステム
各種オーダエントリシステムの円滑な運用、および電子カルテのメリットが得られるような法整備を待って導入を検討したい。
- 物品オーダ
2001年竣工予定の物流センター構想にあわせてシステムの機能と運用を検討する。薬剤部管理の物品についても、上記にあわせて検討する。
- 物品管理システム
2001年竣工予定の物流センター構想にあわせてシステムの機能と運用を検討する。
- 健診センターシステム
将来の健診センターの運用構想の確立を待ってシステムの機能と運用を検討したい。
- 救命救急センターシステム
将来の救命救急センターの運用構想の確立を待ってシステムの機能と運用を検討したい。
- 生体情報モニタリングシステムとの情報統合