撮影 −患者呼び入れから放射線照射まで−


撮影室端末構成

放射線撮影機器と端末との接続

機能の階層構造

 

 

想定機能

  1. 基本画面構成
    1. 通常業務モード
      • 就業時間内に検査業務を行う場合は、このモードの中でオーダを受け、実施入力などを行う。
      • オーダリスト画面、待合患者リスト画面、指示内容画面、実施入力画面を持つこと
      • 予約系の撮影検査業務もこの中で行う。
    2. 当直業務モード
      • 当直時間帯はこのモードの中で、検査業務を行う。
      • 通常業務と同じく、オーダリスト画面、指示内容画面、実施入力画面にアクセスできるが、 このモードでは患者受付と同時に、指示画面となるようにすること
      • 当直時オーダ以外は表示されないこと
      • 実施入力の記録は、医事課、放射線照射録のほかに、当直日誌DBにも転送されること
    3. 物流業務
        フィルムなど必要物品の発注などを行うモード。
    4. 統計
        業務に関する統計調査、照射録、当直日誌の打ち出しを行うモード。
    5. 連絡
        電子メールなどにより、院内、放射線科内の連絡を行うモード。

  2. オーダリスト画面(全般)
    1. 受付端末、撮影室端末で閲覧できること
    2. 放射線部門に取り込まれた当該日のオーダの一覧
    3. 項目

      オーダリストに必要な項目
      1. 所属
      2. 患者氏名
      3. 年齢
      4. 感染症情報(一部)
      5. 検査分類
      6. 撮影(検査)部位
      7. 撮影(検査)方法
      8. 移送方法
      9. 至急の区別

    4. 当該部署の担当範囲のみを表示するモードと、部署に限らず放射線部内に取り込まれたすべてのオーダが 閲覧できるモードを備えること。 ただし当直モード時は、後者のみの設定になること。
    5. 患者順に並べて表示されること。(例:同一患者で胸部単純撮影と断層がオーダされている場合、 隣り合わせで表示されること。)
    6. 画面に表示されているオーダ以外に当該患者のオーダが出されているときは、 マークをつけるか、文字色を変えるなどして注意を促すこと。
    7. 撮影、入力処理のすべてが終了したオーダは、自動的に消去されること。 未処理のものに関しては、処理がどこまで進んでいるか、その状態(ステータス)が分かるような設定ができること
    8. 未処理のオーダが残っている状態でシステムを終了させようとすると、警告を発すること。 また、未処理のオーダが残っている場合、決められた時間(例えば15時と16時)に警告を発するよう設定できること。
        警告時間は、ユーザ側で簡単に可変できること
    9. 至急のオーダが発行された場合は、リアルタイムに警告を発し、ユーザーに知らせること。
    10. 決められた時間以降にオーダが発行された場合、リアルタイムに警告を発し、ユーザーに知らせること。
    11. 放射線部門内すべての端末にて、作業ワークシートが印刷できること。
    12. オーダの発行時刻が、表示されること
    13. 上記 「9.至急の区別」は病棟のみに適用のこと。

    14. オーダの至急度により、オーダリストの表示欄の色を変更して表示する。
    15. 表示例
      通常のオーダ 緑色
      大至急または救急 赤色
      出来たら早く 黄色
      時間指定 黄色

  3. 入院患者オーダリスト画面
    1. リスト上の患者を選択することによる、患者の自動呼び出しが可能であること。 呼び出し処理後は、呼び出し済みの印と呼び出し時刻を表示させること。
    2. 病棟からの了解を示すメッセージ表示を設けること。
    3. 複数回の呼び出し時刻の表示ができること
    4. 各項目による選択がを可能にするフィルタを設けること。 (例えば、ある病棟の「胸部単純で独歩で来られる患者」だけを選択し、呼び出しできるようにすること。) またこのフィルタはユーザ側で簡単にカスタマイズできること。
    5. 患者呼び出しの際、別部署でも検査がある場合、警告を発すること。 (例えば、胸部単純撮影とCTがオーダされている場合、胸部単純撮影を呼び出す時点で警告が発せられるように 表示できること)
    6. ポータブルのオーダで、当日他の検査オーダが出ている場合は、ポータブルリストへ転送しないこと。

  4. 待合患者リスト画面
    1. 放射線科受付にて受付を済まされたオーダは、待合患者リストに移される。

  5. 指示内容画面
    1. 医師からのオーダ内容の詳細を表示すること
    2. オーダリストの詳細画面としても扱うことができ、端末画面上では、実施入力画面と同時表示すること
    3. 患者オーダ画面は、受付をしなくても内容が確認できること。
    4. 撮影現場(撮影技師側)にてオーダの訂正、追加ができること(技師修正変更・機能) また、オーダ側医師へ変更したメッセージを送信できること

      指示内容画面に必要な項目
      1. 患者情報
      2. アレルギー情報(造影検査のみ)
      3. 撮影部位
      4. 撮影方法
      5. 撮影方向
      6. 身長(RIにて必要)
      7. 体重(RIにて必要)
      8. 指示医名

  6. 実施入力画面
    1. 通常業務モードの場合、放射線科受付を済ませた患者オーダを、 撮影室端末から呼び出すことで、実施入力画面に移る。
    2. オーダの呼び出しは、患者待合リストから選択できること。
    3. 当直業務モードの場合は、受付直後、実施入力画面となること
    4. 各業務モードWindowを上下(あるいは左右)2分割し、 上(左)部に患者オーダ画面、下(右)部に入力画面となるような画面設計が望ましい。
    5. 入力画面はオーダの種類によって異なる。 一般撮影・造影撮影・血管撮影・CT・MRI・超音波・RI・リニアックなど、 それぞれに適した入力画面が用意され、検査分類によって自動的に選択され、 ディスプレイ下(右)部に表示され画面設計が望ましい

    6. 実施入力項目
      • 曝射記録(曝射条件の取り込み)
          実施入力画面が表示された状態で、接続された装置が撮影を行うと、 それは当該患者被曝情報として、曝射時刻と共に読み取られること。 (機器曝射情報取り込み)
          撮影部位が複数の場合でも分類されず、1グループのデータとして記録されること。 (1オーダのグループ取り込み)
      • 撮影条件
          前回条件が記録されている場合、撮影条件のデフォルト値として表示すること 照射録に記録するための撮影条件(Kv・mAs)は、実際の曝射条件を記録するのではなく、 部位、性別、年齢によるデフォルト値を用意し、その中から自動的に選択、記録すること
      • 方向数・フィルムサイズ・枚数入力等
          各撮影部位、方法等についてデフォルト値を作成しておき、ディスプレイ上に表示すること
          デフォルト値と異なる場合は手入力で変更できること。
      • 担当技師名入力
          職員IDバー・コードをバーコードリーダで読み取る方法が望ましい
          技師コード(2桁)のキーボード入力もできること
          職員IDと技師コードテーブルを持つこと
    7. 実施の終了処理
      • 終了後、実施データは、オーダ側、医事会計へ転送すること
      • 放射線科DBには照射録ファイルが作成され、保存すること

  7. IVP・DIPモード

  8. ポータブル・モード
    1. 放射線部門に取り込まれたオーダのうち、ポータブルのオーダは、 自動的にポータブル・モード内のポータブル・リストに集められ、表形式で表示されること。
    2. リストの項目は、オーダ・リスト画面に準ずる。
    3. ポータブル・リストから選択して、ポータブル用作業ワークシートが印刷できることる。
    4. 実施入力により、ポータブル撮影条件DBを作成、更新できること。

      ポータブル用作業ワークシートに必要な項目

      (ネーム・プリント枠内)

      1. 患者ID. No.
      2. 患者氏名
      3. 性別
      4. 年齢
      5. 所属
      6. 撮影日

      (枠外)

      1. バー・コード(含まれる情報は患者ID.のみでよい)
      2. 撮影部位
      3. 撮影方法
      4. 撮影方向
      5. 感染症情報
      6. 撮影条件(前回値がある場合)
      7. 至急の区別

    5. 「6.撮影条件」は、ポータブル撮影条件DBを参照して印刷されること

撮影室端末に関する要求機能

  1. 標準的な端末装置に加え、省スペース、操作性の高さを考慮にいれること
  2. 端末は、各撮影室につき1台を装備すること。

放射線撮影機器との接続に関する要求機能

  1. 西暦2002年稼動予定の新救急外来撮影室に設置される、CR、DR、CTとの接続では、 患者情報の機器転送を念頭に置いた仕様であること

基本画面構成に関する要求機能

  1. 画面構成は、パッケージベースの構成を基本とし、運用に応じた予算範囲内のカスタマイズを行うこと
  2. 運用に応じた予算範囲内にて、当直業務モードの追加カスタマイズを行うこと

オーダリスト画面(全般)に関する要求機能

  1. 受付端末、撮影室端末でオーダリストが閲覧できること
  2. 部署に限らず放射線部内に取り込まれたすべてのオーダが閲覧できること。
  3. 患者順に並べて表示されること。(例:同一患者で胸部単純撮影と断層がオーダされている場合、 隣り合わせで表示されること。)
  4. 画面に表示されているオーダ以外に当該患者のオーダが出されているときは、 マークをつけるか、文字色を変えるなどして注意を促すこと。
  5. 撮影、入力処理のすべてが終了したオーダは、自動的に消去されること。 未処理のものに関しては、処理がどこまで進んでいるか、その状態(ステータス)が分かるような設定ができること
  6. 放射線部門内すべての印刷装置にて、作業ワークシートが印刷できること。
  7. オーダの発行時刻が、表示されること

  8. オーダの至急度により、オーダリストの表示欄の色を変更して表示する。

入院患者オーダリスト画面に関する要求機能

  1. リスト上の患者を選択することによる、患者の自動呼び出しが可能であること。
  2. 病棟からの了解を示すメッセージ表示を設けること。
  3. 各項目による選択がを可能にするフィルタ機能を設けること。 (例えば、ある病棟の「胸部単純で独歩で来られる患者」だけを選択し、呼び出しできるようにすること。)
  4. フィルタ機能は、ユーザ側で簡単にカスタマイズできること。
  5. 患者呼び出しの際、別部署でも検査がある場合、警告を発すること。(例えば、胸部単純撮影とCTが オーダされている場合、胸部単純撮影を呼び出す時点で警告が発せられるように表示できること)
  6. ポータブルのオーダで、当日他の検査オーダが出ている場合は、ポータブルリストへ転送しないこと。

指示内容画面に関する要求機能

  1. 医師からのオーダ内容の詳細を表示すること
  2. オーダリストの詳細画面としても扱うことができ、端末画面上では、実施入力画面と同時表示すること
  3. 指示内容は、受付をしなくても内容が確認できること。
  4. 撮影現場(撮影技師側)にてオーダの訂正、追加ができること(技師修正変更・機能) また、オーダ側医師へ変更したメッセージを電子メールで送信できること

実施入力画面に関する要求機能

  1. 通常業務モードの場合、放射線科受付を済ませた患者オーダを、撮影室端末から呼び出すことで、実施入力画面に移ること
  2. オーダの呼び出しは、患者待合リストから選択できること。
  3. 当直業務モードの場合は、受付直後、実施入力画面となること
  4. 実施入力に際し、操作者の負担の少ない画面設計であること
  5. 一般撮影・造影撮影・血管撮影・CT・MRI・超音波・RI・リニアックなど、それぞれに適した入力画面が用意され、 検査分類によって自動的に選択され、ディスプレイ下(右)部に表示され画面設計が望ましい

実施入力項目に関する要求機能

  1. 撮影部位が複数の場合でも分類されず、1グループのデータとして記録されること。(1オーダのグループ取り込み)
  2. 照射録に記録するための撮影条件(Kv・mAs)は、デフォルト値から自動的に選択、記録ができること
  3. 方向数・フィルムサイズ・枚数入力は、デフォルト値をディスプレイ上に表示すること
  4. デフォルト値と異なる場合は手入力で変更できること
  5. 技師コード(2桁)のキーボード入力もできること。 職員IDと技師コードテーブルを持つこと
  6. 実施データは、オーダ側、医事会計へ転送すること
  7. 放射線科DBには照射録ファイルが作成され、保存すること

ポータブル・モードに関する評価項目

  1. 放射線部門に取り込まれたオーダのうち、ポータブルのオーダは、 自動的にポータブル・モード内のポータブル・リストに集められ、表形式で表示されること。
  2. ポータブル・リストから選択して、ポータブル用作業ワークシートが印刷できることる。
  3. 実施入力により、ポータブル撮影条件DBを作成、更新できること。
  4. 撮影条件は、ポータブル撮影条件DBを参照して印刷されること