現状の細菌統計
医療情報部 木下 元一
- MRSAレポートについて
- 概要
- 当レポートシステムは、院内感染対策委員会事業として入院患者のMRSA感染状況を当該部署に文書で報告するシステムである。付属機能としてMRSA感染状況を示す統計機能を持つ。その機能は、現行、細菌検査感受性データ処理システムに組み込まれ実現されている。
- 運用
- 毎日の感受性結果入力終了後、MRSA感染歴のある患者を対象とし、患者ごと、検体ごとに当システムで発生報告書および終了報告書をコンピュータ上で判断し出力する。
- レポートは検査室から各課、病棟(対象は入院患者)に配布される。配布された病棟では、MRSA患者管理の資料として使用し、(担当)医師が確認、署名または捺印してカルテに綴じこむ。
- MRSA発生報告書出力後、一定期間検査を行わなかった場合、当システムでは院内感染対策委員会小委員会規定により終了報告を行う。これは診療側の判断で人事課に連絡することにより取り消すことができ、この場合、当システムで終了取消を行う。
- 機能
- MRSA感染発生報告書と終了報告書の判断は患者ごと、検体ごとに時系列に行う。
- 報告書の印刷は、原則、入院患者のみ扱うが、感染期間中に入院歴のある患者については扱うものとする。この場合、入院先の病棟にレポート発行を行う。
- レポート発行は細菌検査室稼動日は毎日であり、統計出力は随時(半年に1回くらい)とする。統計資料については患者ごと(検体ごとの結果を丸めてしまう)の統計も出力できるものとする。
- レポートは自動的に連番を付加し、発生報告書と終了報告書は同一番号とする。
- 発生と終了の判断基準
- MRSAとはMPIPCの結果がRのものをいう。
- 院内感染対策委員会小委員会規定の発生報告書のタイミングは、初発または当規定終了後、あらためてMRSAが検出されたもの。
- 同日、同じ患者、同じ検体の重複する結果は陽性のものを優先する。
- 外来で発生となったものは、入院したときに該当する病棟にレポートを発行する。
- 終了報告書のタイミングは、続けて2回陰性である。ただしその間隔は2日以上である。
- 1回陰性後7日間検査されない場合は、終了とする(報告書の文面は異なる)。
- 陽性後、14日間検査されない場合は陰性とする(報告書の文面は異なる)。
- PS.
- 細菌検査感受性統計で、あると便利なものを列挙しておきます(現行システムにある)。
- 感受性パターン(11項目、MRSAは12項目)頻度表:MRSAとMSSAの区別に有効
- 検出菌頻度表
- 菌別感受性率一覧表
- 検体提出状況表
- 患者感染歴(患者ごとの感受性結果履歴)
- MRSA患者の診療科の移動
- MRSA初発人数表
- その他