報告書作成(読影)後の運用と機能

最終更新:1997.7.14

運 用機 能
画像データの参照は各画像機器がDICOM化されてくるまでは,未だ含めない. DICOM接続された機器があれば,必要に応じ画像データをルックアップして, 報告書にこれを貼付することが望ましい.但し今回の運用ではすぐにはこれを実現しない.
  将来的には,サムネール画像を報告書に貼付しておいて,これをダブルクリックすると, レポートサーバに蓄えられた少し大きな精細な画像が表示されるような機能が望ましい.
現在運用されているセミカルテなどはまずは残しておいて,プリントアウトして,紙による運用とする. 紙による報告書が各科へ写真と共に送られるが, 各科の端末から入力済みの報告書を閲覧することも可能.
従来の手書き依頼箋→手書き報告書も運用として残さざるを得ないので, 電子化された報告書をどのように印刷するかは問題.
(1)3枚複写をドットプリンターで印刷すれば,従来の用紙をそのままま2本立て運用できる.
(2)電子化のものはレーザープリンタで3枚印刷すれば,スピードやスキーマ, 将来的には画像の印刷においても(1)より優れたものが得られるが, 用紙が二系統となることは望ましくなく,まずは(1)の運用の形態が良いかと.
 
統計や症例研究への利用も可能な運用形態. ダブルチェックが済んだ時点で印刷され,写真と共に依頼科へ送られるが, 必要に応じてダブルチェック前にも印刷,報告書の閲覧が可能である.
  特定の診断名が報告書内に含まれているものを検索,抽出することが可能で,これを一覧できる.
  ある特定の患者について,検査一覧をもとに必要なものまたは全部の検査依頼箋, 報告書の内容を抽出可能であり,これをCSVフォーマット等の通常のパソコンで扱える形式で出力,保存できる.

評価項目

  1. 将来的に、DICOM接続された機器から,必要に応じ画像データをルックアップして, 報告書にこれを貼付することが望ましい
  2. 将来的には,サムネール画像を報告書に貼付しておいて,これをダブルクリックすると, レポートサーバに蓄えられた少し大きな精細な画像が表示されるような機能が望ましい
  3. 各科の端末からは、入力済みの報告書を閲覧することができること
  4. 「手書き依頼箋・報告書」の印刷もプリンタによって対応可能なこと(下記に対応例を記す)
  5. 日赤B5あるいはA4のいずれのカルテサイズにも対応できる印刷が可能なこと
  6. 完成された報告書にはタイムスタンプと読影者名が入ること。
  7. 診断名による検索,抽出が可能なこと
  8. 患者選択による,検査一覧・検査依頼箋・報告書の内容を抽出が可能なこと
  9. また、抽出データををCSVフォーマット等の通常のパソコンで扱える形式で出力,保存が可能なこと