イントラネットとの連携機能

イントラネットとの連携機能

最終更新:1997.7.5

  1. 目的
    1. 高度な機能に対する安価で効率的な実現手段
    2. 仕様変更への柔軟な対応
    3. オーダエントリシステム利用者に対する利便性の提供

  2. 運用
    1. イントラネットサーバ管理
      • イントラネットを構成する各種サーバのシステム管理は、医療情報部がおこなう。
      • webサーバに掲載する情報の内容については、情報提供側の部署の責任で管理する。

    2. イントラネットユーザ管理
      • イントラネットユーザ管理とは、電子メールのアドレス管理を指す。
      • イントラネットユーザ管理は、当面の間は医療情報部がおこなう。

    3. 電子メールの扱い。
        運用上の混乱を避けるため、院内での電子メール機能は統合させる。イントラネットの電子メールには以下のような利点があるため、院内での電子メール機能はイントラネットの機能に統合し、オーダエントリシステム単独での電子メール機能は持たない。
        • メールアドレスの設定の自由度が高い。
        • 種々のOSに対応した電子メールクライアントアプリケーションが流通しているため、オーダエントリシステムの端末以外でも電子メールを利用できる。
        • 近い将来にインターネット用の電子メールサーバが整備される見込みであり、その際にはイントラネット用の電子メールアドレスはインターネット上の電子メールアドレスとして通用する。

    4. オーダエントリシステムの利用者番号と電子メールアドレスとの関係
        電子メールアドレスを設定する際の自由度を確保するため、および電子メールのパスワードのセキュリティを確保する目的で、オーダエントリシステムの利用者番号とイントラネットの電子メールアドレスは別個のものとする。したがって、両者を関連させる情報をオーダリングシステムで管理する必要がある。

  3. 機能
    1. web連携
        オーダエントリのアプリケーションからwebブラウザを自動的に起動することによって、任意のURLへのハイパーリンクができること。

    2. 電子メール連携
        オーダエントリシステムからのメッセージを、オーダエントリシステムの登録利用者の電子メールアドレスに対してイントラネットの電子メールとして送信できること。
        例:検査オーダで「電子メールで結果報告」と指示された場合、検査部門システムから検査結果を受け取ったオーダリングシステムがオーダ指示医の電子メールアドレスを調べて、イントラネットの電子メールサーバ宛てに送信する。メールに含める項目は、例えば{オーダ指示医名、オーダ日付、オーダ部署(外来名あるいは病棟名)、患者ID、患者氏名、検査項目、検査結果}。

  4. 評価項目
    1. 全てのクライアント端末にNetscape Navigatorと同等の機能をもつwebブラウザアプリケーションを備えること。
    2. ハイパーリンク機能を備えること。ハイパーリンク機能とは、オーダエントリシステムの画面に表示された任意のURLをクリックすることにより、webブラウザが自動的に起動して該当するwebサーバのページが表示されることとする。
    3. 上記に加えて、オーダエントリシステムの画面上の任意のボタンをクリックすることによっても同様の表示が可能であること。
    4. 上記に加えて、オーダエントリシステムの画面に表示できる任意の文字に対してURLを対応させることができ、その文字上でクリックすることによって対応付けられたページが表示されることが望ましい。

    5. 全てのクライアント端末にSMTPおよびPOP3に対応した電子メールアプリケーションを備えること。
    6. 電子メールアプリケーションは、Eudora Proのように個人情報と送受信メール情報をFDに保存する機能をもち、MacintoshおよびWindowsと互換性があること。
    7. オーダエントリシステムの利用者番号とイントラネットメールサーバの電子メールアドレスの関係情報を管理するための機能を備えること。
    8. オーダエントリシステムの内部で利用者番号を指定することによって、対応する職員の電子メールアドレスを受信者とする電子メールをオーダエントリシステムサーバから送信できること。