医事病名申し送り

医事病名申し送り

最終更新:1997.7.3

  1. 目的
    1. 保険請求を円滑化するための部署間の連絡支援

  2. 機能の概要
    1. 1患者あたり1つのコメントボックスとする。
    2. フリーテキスト形式の入力を許す。
    3. 容量は1行で画面表示できる程度とする。
    4. 履歴は持たず、随時上書き変更を許す。
    5. 患者基本画面などから随時参照できる。
    6. 情報が入力されている場合には、自動的に画面表示される機能を有する。
    7. 薬剤部門システムが薬剤オーダを取り込む場合には、処方内容とともに送られる。
    8. 常にオーダ内容とともに医事会計システムに送られる。(医事会計システムがオーダ内容を取り込む際には常に参照されることを想定している)

  3. 運用
    1. 医事病名と治験情報を対象とする。

    2. とくに必要な場合に、医師から医事課あるいは薬剤部に対して病名や治験情報などの医事計算のために必要な情報を申し送る。以下のような利用を想定している。
      • 薬剤を長期投与する場合に、オーダ医師から薬剤部に病名情報を申し送る。
      • とくに査定が多い薬剤を処方する場合に、オーダ医師から医事課へ病名を申し送る。
      • 病名入力を促すための薬剤マスタの整備は薬剤部がおこなう。
      • 治験に関する情報をオーダ医師から医事課に申し送るほか、診療科相互で治験患者の情報を共有する。

  4. 評価項目
    1. オーダエントリシステムに共通する情報として、患者単位のフリーテキストコメントを扱えること。(以下、「医事病名申し送り」と呼ぶ)
    2. 医事病名申し送りは、薬剤オーダ入力中に参照できること。
    3. 医事病名申し送りは、薬剤オーダ入力中に変更できること。
    4. 医事病名申し送りは、任意のオーダ入力画面から参照できるように設定可能であることが望ましい。
    5. 医事病名申し送りは、任意のオーダ入力画面から変更できるように設定可能であることが望ましい。
    6. オーダエントリシステムの薬剤マスタの特定のフラグを参照するなどして、特定の薬剤がオーダされた場合には自動的に利用者に医事病名申し送りへの入力を促されることが望ましい。
    7. 医事病名申し送りの内容が、薬剤オーダ内容に付加されて薬剤部門システムに送られること。
    8. オーダエントリシステムの薬剤マスタの特定のフラグを参照するなどして、医事病名申し送りの内容の薬剤部門システムへの送信するか否かを制御できることが望ましい。
    9. 医事病名申し送りの内容は、種々のオーダが医事会計システムに取り込まれる場合には常に付随情報として送られること。
    10. 医事病名申し送りに含まれる任意の語句をキーとして、部分一致による患者検索がおこなえることが望ましい。