モニタリング機能

モニタリング機能

最終更新:1997.7.5

  1. 目的
    1. システムの稼働状況の評価

    2. 病院業務の評価

  2. 運用
    1. システムの稼働状況の評価
      • ハードウェアの利用状況のモニタリング
          システム管理者は、オーダエントリシステムを構成するそれぞれのサーバコンピュータのCPU使用率などを参考にして、ハードウェア資源をより有効に活用するための稼働スケジュールあるいは機器の配置を検討し、将来のハードウェア構成の拡張に備える。
      • ネットワークの利用状況のモニタリング
          システム管理者は、オーダエントリシステムを構成するネットワークのトランザクション数などを参考にして、ネットワーク資源をより有効に活用するための稼働スケジュールを検討し、将来のネットワーク構成の拡張に備える。
      • ソフトウェアの利用状況のモニタリング
          システム管理者は、オーダエントリシステムを構成するそれぞれのサブプログラムの稼働回数などを参考にして、利用者のシステム利用状況を把握するとともに、将来のシステムの機能拡張のための参考とする。

    2. 病院業務の評価
      • 患者受付状況のモニタリング
        • 部門に対するオーダ発生状況を参考にして、当日の部門の業務量の予測に役立てる。
        • 部門に対する予約オーダ登録を参考にして、未来日の部門の業務量の予測に役立てる。
        • 外来再診予約状況を参考にして、間接的に未来日の部門の業務量の予測に役立てる。
        • 未取り込みのオーダを参考にして、オーダ取り込み作業の徹底に役立てる。
        • 未取り込みのオーダを参考にして、患者追跡に役立てる。
      • 外来患者動態のモニタリング
        • 受付済患者数および会計済患者数の時間推移によって、マクロの患者状態を把握する。
        • システムに記録される患者ごとの各部門での受付時刻などの情報を、ミクロの外来患者動態を調査するための資料として役立てる。

  3. 機能の概要
    1. 各サーバのCPU使用率を時間帯別に記録する。
    2. ネットワークのトラフィックを時間帯別に記録する。
    3. 各サブプログラムの稼働回数を時間帯別に記録する。

    4. 各部門に対するオーダ発生状況をモニタリングする。
    5. 各部門に対す予約オーダ登録状況をモニタリングする。
    6. 外来再診予約患者に関する情報に基づいて、未来日の各部門に対するオーダ数を予測する。

    7. オーダ先の部門ごとに、オーダ未取り込み患者のリストを出力する。
    8. オーダ元の部署ごとに、オーダ未取り込み患者のリストを出力する。
    9. オーダ指示者ごとに、オーダ未取り込み患者のリストを出力する。
    10. 医事会計システムに未取り込みの当日受付済患者のリストを出力する。

    11. 外来受付患者数を診療科単位で時間帯別に記録する。
    12. 当日の外来受付済患者数および会計済患者数を経時的にグラフ表示する。

    13. 外来受付時刻、診察開始時刻、オーダ登録時刻、部門受付時刻、会計時刻などシステムに記録される時刻を、患者単位でファイル出力できること。

  4. 評価項目
    1. ハードウェアの利用状況をモニタリングするための機能を提供すること。
    2. ネットワークの利用状況をモニタリングするための機能を提供すること。
    3. ソフトウェアの利用状況をモニタリングするための機能を提供すること。

    4. 部門に対する当日のオーダ発生状況をモニタリングできること。
    5. 部門に対する予約オーダ発生状況をモニタリングできること。
    6. 病院全体の再来予約状況をモニタリングできること。

    7. オーダ先の部門ごとに、オーダ未取り込み患者のリストを画面表示できること。
    8. オーダ元の部署ごとに、オーダ未取り込み患者のリストを画面表示できること。
    9. オーダ指示者ごとに、オーダ未取り込み患者のリストを画面表示できること。
    10. 医事会計システムに未取り込みの当日受付済患者のリストを画面表示できること。

    11. 外来受付患者数を診療科単位で時間帯別に出力できること。
    12. 当日の外来患者動態を表示できること。

    13. 外来受付時刻、診察開始時刻、オーダ登録時刻、部門受付時刻、会計時刻などシステムに記録される時刻を、患者単位でファイルに出力できること。