院内で現在稼働中のコンピュータシステムとの関係

院内で現在稼働中のコンピュータシステムとの関係

最終更新:1997.7.22

  1. 新システムに移行・機能統合するシステム
    1. 医事会計システム
        1998年4月より前に次期システムに移行する。次期医事会計システムは、遅れて稼働開始するオーダエントリシステムと統合的に機能する必要がある。

    2. 再来受付システム
        遅くともオーダエントリシステムが稼働するまでには新システム移行する。処方オーダが稼働するまでの期間は、従来どおり次期医事会計システムの情報をもとにしてDO処方内容を印刷すること。オーダエントリシステム稼働後の再来受付システムは、単に医事会計システムとの関係において機能するだけではなく、オーダエントリシステムとの間で双方向の情報伝達がおこなえる必要がある。

    3. 薬歴システム
        遅くともオーダエントリシステムが稼働するまでには新システム移行する。オーダエントリシステム稼働後の薬歴システムは、単に医事会計システムとの関係において機能するだけではなく、オーダエントリシステムとの間で双方向の情報伝達がおこなえる必要がある。

    4. 入院患者照会システム
        病院情報システムの1サブシステムである病床管理システムに移行する。病床管理システムが稼働するまでは、入退院情報を医事会計システムからFDを介して転送することによって、現行システムを利用した運用を続ける。

    5. 救急外来患者受付システム
        現行の院内開発のスタンドアロンシステムの機能は、次期医事会計システムに統合されるものとする。
        但し、将来的には救命救急センターシステムとして種々の機能を統合させるものとする。

    6. 細菌感受性データ処理システム、MRSAレポートシステム
        現行の院内開発のスタンドアロンシステムの機能は、検査部門システムに機能統合される。

    7. 病診連携紹介状回答書情報管理システム
        現行の院内開発のスタンドアロンシステムは、病院情報システムの1サブシステムとしてネットワーク対応システムに移行する。まず、当院宛の紹介状情報をオーダエントリシステムの端末から登録できるようにしたのち、将来的には当院から送る紹介患者連絡票や逆紹介についてもオーダエントリシステムの端末を利用して記載する方向を目指す。1次システムでは、紹介状登録機能についてはベンダ開発、回答書登録および統計機能については医療情報部とベンダとの共同開発とする。

    8. 病歴室部門システム
        現行の院内開発のスタンドアロンシステムは、病院情報システムの1サブシステムとしてネットワーク対応システムに移行する。

  2. オーダリングシステムには機能統合せず、現行の単独システムで引き続き運用する機能
    1. リハビリ部門システム
        リハビリ日報月報管理システム、PT・OT用時間割作成システムについては、ファイルメーカーPro等を用いて院内で構築された現行システムを引き続き利用する。

    2. 各診療科での患者台帳やサマリー
        各科共通の情報については、次期病歴システムで扱うことによって院内各所からの参照を可能とする。各科に特有な情報については病院情報システムの管理範囲外とし、現行どおり各科独自のシステムで管理する。

    3. 人事システム
        現行の人事システムは、オーダエントリシステムとはオンライン接続はおこなわず、必要な情報はFDなどの媒体を利用して受け渡しをおこなう。将来的には、経理部システムとして病院情報システムとの統合化を検討する。

    4. 調度システム
        現行の調度システムは、オーダエントリシステムとはオンライン接続はおこなわず、必要な情報はFDなどの媒体を利用して受け渡しをおこなう。将来的には、経理部システムとして病院情報システムとの統合化を検討する。

    5. 会計システム
        次期会計システムは、オーダエントリシステムとはオンライン接続はおこなわず、必要な情報はFDなどの媒体を利用して受け渡しをおこなう。将来的には、経理部システムとして病院情報システムとの統合化を検討する。